白杖を持っている人はどんな人?
2017年10月29日
「白杖を持っている人は全盲とは限りません」。こんなメッセージが書かれたストラップをご存知でしょうか。
晴眼者の白杖に対する知識はまだまだ浅く、無理解がゆえに、「あの人、白杖持ってるけど携帯見てる…」という疑問を持つ人がいるそうです。
視覚障害者で全盲の人は約1割、それ以外の人は弱視者またはロービジョンといわれる人で、目の前のものは見えるけれど周囲の様子は見えない、色の区別がつかないなど、外出時には白杖を必要とする人です。また、道路交通法では、肢体不自由者・聴覚障害者・平衡機能障害者も白杖を持つことを認めています。
白杖を持っている人に対する理解が深まり、障害者に対して思いやりのある配慮ができる社会になれば良いのにと思います。
写真は、視覚障害者が協同製作した「はくたんストラップ」。裏面には「キケンな時は教えて下さい」と書かれています。問い合わせは、はくたんストラップ制作委員会。(瀧)